スタッフコラム 2023年07月22日
せっかく生えたのに、抜いてしまう「親知らず」。
なぜ抜かなければならないか、知っていますか?
親知らずには、他の健康な歯に影響を及ぼすリスクがあるのです。
親知らずは、「親が知らない歯」と言われるように、永久歯が生え揃い身体も成長しきった10代後半〜20代にかけて生えてきます。
骨に柔軟さがない大人の口に無理やり生えてくるために、横向きに生えてきたり歯茎に埋まったまま出てこなかったりと、まともに生えてくることはほとんどありません。
そのため、周りの健康的な歯を圧迫して歯並びが悪くなる、歯ブラシが届かないためケアが行き届かず虫歯や歯周病を引き起こすなど、口内環境を悪化させてしまうのです。
他の歯と同じようにまっすぐ生えてケアもちゃんと行き届いている親知らずは抜かなくても良いのですが、前述の通りそういったことはほとんどないので、ご自身で判断せず必ず歯科医に相談してください。
歯を抜くのは怖いかも知れませんが、放っておくと抜くのは親知らずだけでは済まなくなるかも知れません。
親知らずに気づいたら、お早めに相談してくださいね。