スタッフコラム 2023年03月11日
マスク生活が長く続いたことで、息苦しさから、比較的楽に呼吸できる口呼吸が癖になっている人はいませんか?
実は口呼吸は、お口の健康にも影響を及ぼすのです。
まず、口で呼吸することで、当然細菌やウイルス・ホコリが体内に入りやすくなります。
鼻には粘膜や繊毛があり、それらを体外へ出す働きがありますが、口から入ったものはすぐに体内に取り込まれてしまいます。
また、口呼吸により乾燥した空気を口腔内に取り込まれ、唾液が分泌されてもすぐに乾燥してしまい、虫歯や歯周病の原因となる菌が増殖してしまいます。
唾液には自浄作用や歯の再石灰化を促す作用があるため、口腔内の健康には唾液が必要不可欠なのです。
さらには、口呼吸を続けることで、歯並びにも影響します。
本来舌は上顎側のくぼみにおさまり筋肉のバランスをとっていますが、口呼吸により自然に舌が下顎側に下がることで、そのバランスが崩れてしまうのです。
バランスが崩れることで、うまく歯列が広がらず、出っ歯になったり口を閉じにくくなってしまいます。
このように、口呼吸は、私たちの健康にデメリットばかり与えています。
マスクなしの生活も近いようですが、その前に、口呼吸をやめるように意識してみませんか。