スタッフコラム 2022年11月15日
虫歯の治療で、歯の神経を抜いた経験がある方もいらっしゃるかと思います。
その歯の神経には、実際どういう役割があるのでしょうか?
冷たいものや熱いものを食べたり飲んだりした時に、歯にしみたことがあるかと思います。
これは、歯が虫歯になったことを、 神経が知らせてくれているんです。
さらに虫歯ができると神経は歯を固くしたり、歯の一部を作るなど、 虫歯が進行しないよう、歯を守る働きをします。
また歯の神経は、歯にひびが入ったり削れた時、 また知覚過敏によって歯の異変に気づかせてくれます。
こういった働きをしている歯の神経を抜くと、痛みを感じなくなるので、 虫歯の進行に気づくのが遅くなり、 痛み出す頃には抜歯をしないといけない状態になります。 そして、歯の神経を抜くと、歯が死んでしまい、黒く変色していきます。
歯の新陳代謝がなくなり、古い組織が残ってしまうからです。 虫歯の状況によっては、痛みが激しくなり、神経を抜かなければならないケースもあるのですが、 神経を抜いた後でも、しっかり治療を行えば、 長く使うことができます。
定期的なメンテナンスで、歯を大事にしていきましょう。