スタッフコラム 2020年04月10日
最近は徐々に暖かくなってきて春も近いですね。
突然ですが、「甘いもの」と「酸っぱい」もの。
さて、どちらが虫歯になりやすいでしょうか?
「酸っぱい」と感じる「酸味」は、「酸」の成分によるものです。
そして「酸」にはカルシウムを溶かす力があります。
例えば、貝殻やサンゴ、卵の殻など、カルシウムを主成分にしたものを酸っぱいお酢の中に浸けておけば、そのうち溶けてなくなってしまいます。
そして、我々の歯もまたカルシウムを主成分にできています。
では、酸っぱいものをたくさん食べると、歯が溶けてしまうんでしょうか?
いいえ、食べる時に触れるのはわずかな時間なので、そうではありません。
しかし、甘いものを食べた後の食べかすなどをエサにして、虫歯菌が酸を出します。
そのままにしておけば、歯を溶かしていくのは想像に難くないでしょう。
そして甘いものは歯にくっつきやすいので、酸っぱいものを食べる時よりも触れている時間が長くなります。
つまり、酸っぱいものより、甘いものの方が虫歯になりやすいのです。
ですが、それは比較の問題であって、酸っぱいものを食べた後も、歯を磨く習慣を身につけましょう。