スタッフコラム 2021年07月30日
「親に虫歯があると子どもにも虫歯ができる」というのを耳にしたことはありませんか?
そういった話から「虫歯は遺伝するのでは?」と考える方もおられるのではないでしょうか。
結論としては、虫歯が親から子どもに遺伝するということはありません。
虫歯は、口腔内にミュースタンス菌、つまり虫歯菌が存在していないと虫歯にはならないのです。
赤ちゃんの頃は、口腔内に虫歯菌は存在していません。
幼い頃に、親が口に含んだ食べ物を子どもに与えることや、親が子供と同じ箸を使用することで、親が持つ虫歯菌を子どもに移してしまいます。
このような経過を辿って、子どもにも虫歯ができてしまうようになるのです。
お子さんに虫歯菌を移さないためには、口移しを行わない事や、お箸をきちんと使い分ける事などが大事です。
家族みんなが、口腔内を綺麗に保つように意識しておくとより良いですね。
しかしながら、虫歯のなりやすさは遺伝するという説が存在します。
歯の質や唾液が遺伝と関係をしていて、もとより歯が弱い人は虫歯になりやすい傾向にあります。
虫歯になりにくい、丈夫な歯を作っていくように意識して生活しましょう。