スタッフコラム 2023年11月02日
「知覚過敏」とは、歯の神経に刺激が加わることで、鋭い痛みや不快感を感じる状態のことです。
冷たい飲み物やアイスクリーム、熱い飲み物、甘い食べ物、歯磨きなどの刺激があると出る症状です。
主な原因となるのは、過度な歯磨きや歯ぎしり、酸の強い飲食物の摂取などで、歯の表面を覆う硬いエナメル質が減少してしまうことで起こります。
また、歯周病などによる歯肉の後退で歯の根部が露出し、神経に刺激が加わりやすくなることが原因になることもあります。
軽度な状態であれば、自然に症状が治ることもあり、歯の再石灰化を促す「フッ素」や「ハイドロキシアパタイト」等が入った歯磨き粉で磨くことで改善も望めます。
しかし、症状が酷くなると、鋭い痛みや不快感が続き、食事をとることが困難になってしまったり、虫歯のリスクが高まったりもします。
また、歯磨きや歯間清掃が難しくなり、口腔ケアの質が低下することで、さらに症状が悪化したり、別のトラブルに繋がりやすくなってしまうという悪循環も起こりえます。
知覚過敏かな?と思ったら、早めのケアをすることでそういったリスクを軽減することができます。
歯科医院では、知覚過敏の原因を特定し、治療で歯のエナメル質を保護したり、歯肉の問題を解決することもできます。
症状に合った歯磨き粉をオススメする事もできるでしょう。
知覚過敏かな?と思ったら、早めに歯科医院を受診しましょう。