スタッフコラム 2021年01月19日
19世紀のスコットランドの貿易王 ストルアンには、周囲には理解されない奇行があったと言います。
それは、歯磨きだったといいます。
歯は老化し、やがて抜けてしまうもの、と人々に信じられていて、
まだ歯ブラシで歯を磨くことが一般的ではなかった時代のことです。
もちろん歯磨き粉なんかはないので、お茶に歯ブラシをつけて磨いていたそうです。
時が経ち、歯を磨かない周りの人々の歯は抜け落ちていきました。
しかし、50歳を超えても歯が健康で抜けることもないストルアンのことを見て、
悔し紛れから彼のことを、悪魔の仲間呼ばわりしたのだそうです。
歯は老化して、やがて抜けると信じられいた時代の人々からは、
歯を磨くことというのが、無駄な行為に思えたのかもしれません。
もちろん現代では、悪魔などと呼ばれることはありませんので、
安心して、歯を磨きましょうね。